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衛生管理の取り組みを見える化するHACCP

食中毒予防三原則とは何かご存知でしょうか。

食料品を取り扱っているすべての人々は、自社製品から食中毒が起こらないようにするため、様々な取り組みを行っていると考えられます。食中毒予防三原則は、食中毒菌をつけない・増やさない・やっつける、これを基本にするもので、いつも清潔に保つ・冷蔵庫に保管をする・十分な加熱処理を行う、この3つが食中毒予防三原則の対処法になっているのです。しかし、いつも清潔にしていると一口に言っても、どのような形で清潔にしているのか、これは人が持つ認識に違いがあるのではないでしょうか。

石鹸で手を洗う場合でも、手だけを洗うのと腕まで洗うのでは効果も代わって来ます。人による相違をゼロに近づけることも食中毒を引き起こさない要因に繋がる、これを可能にする仕組みがHACCPです。HACCPは世界レベルで推進が行われている認定制度で、日本国内では厚生労働省が主導となり認定制度を実施しているのが特徴です。

ちなみに、社員食堂も食中毒を注意するための試みを行っているかと思われますが、社員食堂は従業員が食事をする場所、こうした場所から食中毒者が発生してしまえば会社としての機能も低下しかねません。HACCPは食品加工工場や大手の会社だけを対象にしているものでなく、小さなお惣菜屋さんやラーメン店などでも取り組みができる制度になっているのが特徴です。尚、HACCPは観察を行い記録を行うことが特徴で、観察することは衛生管理そのものを見える化させることに繋がっているのです。

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