温度計の最も十余な部分といえばセンサーです。
計測できる温度の精度も変わってくるので、測りたいものに合わせて選ぶ必要があります。また取り扱い方法によっても形状が変わってくるので、液体の中に入れるためや硬いものに差し込むためなどの用途に合わせて適したものを選択します。そんな大事なセンサーも使っているうちに劣化してしまいます。温度計よりも寿命が短いため、買い替えが必要です。形状や使い方によって、どのぐらい使えるかは大きく変わってきます。高温の中に晒されるようなものは、短い期間で使えなくなる恐れがあります。
最も一般的な熱電対のセンサーでもだいたい3年から5年で交換時期を迎えると考えた方がいいでしょう。多くの場合、接続部分が外れることによる抵抗の増大が発生して、正確な値が表示されなくなります。見た目でわかるようになることには完全に断線している状態です。カバーに隠れていたり、何かに接触した状態で使うようなものだと、一瞬見ただけでは判断がつきません。温度計を使っていて、測定値がふらつき始めたり、異常な数値が表示されるようなら注意が必要です。
このような場合、再接続することで修理できる場合もあります。ただし、長さが変わることがあるので修理前に確認しておきましょう。何れにせよ、時間がかかるのでその間に使える予備のセンサーを用意しておいた方が安心です。突然測れないと言うことがないように定期的な校正を行なって確認することが重要です。
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