パソコンの取り扱い説明書をよくご覧になると、高温多湿になる場所での使用は控えるようにと記されています。
パソコン内に組み込まれているハードディスクやCPUは湿度があがると熱を放出できなくなり、誤作動を起こす恐れがあります。15万円ほどの上位機種ならば、本体内に温度・湿度計センサーが組み込まれていて一定環境を維持することが可能です。昨今は5万円以下のパソコンが増えており、さらに安価で高スペックを備えた自作PCを組み立てるのも流行っています。これらの場合、湿度計センサーが備わっていないことが多いので別途ご自身で取り付けておくのがいいでしょう。
湿度計センサーはパソコン専門店やネットショップ等で約4000円で販売されています。デスクトップパソコンであれば、本体ケース内に取り付けて外から見えないように出来ますが、ノートPCだと本体カバーが取り外せないものがほとんどです。そこでセンサーを購入する際は、デスクトップ用かノートPC用かを先に吟味する必要があります。
ノートPC用だと内部にではなく、USB端子に接続して外に設置します。機器単独で液晶ディスプレイも備わっていて、PC内の湿度を液晶で目視することが可能です。もし湿度が高くなってきた場合は警報音を鳴らすことも可能なので、常にパソコンを快適な状態で維持できることでしょう。精密機器である以上、パソコンを取り扱う際は周辺環境の状態をよく観察できるセンサーは必須アイテムです。
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