対象によって違う温度計のセンサー

気温を測るためなら、-50度から50度ぐらいまでをカバーするセンサーがあれば十分です。

でも、それを別のものに使おうとすると有効でない場合があります。例えば沸騰するお湯のために温度計を使うとしたら、100度以上測れなければ意味がありません。そのため上限が足りないと言うことになります。温度計のセンサーは対象物の温度範囲に合わせた性能を有している必要があるとい言うことです。金属などの融点を測るものであれば1700度ぐらいまであると安心です。

ただし下限はそれほど低くなくても問題ありません。逆に凝固点を測るような時には、上限よりも下限が低いほど使いやすいと言うことになります。そのほかにも使いやすいように工夫されているようなものもあります。食品内部の温度を測るためには細く差し込みやすい形状をしています。マグネットがついていてセンサー部分がしっかりと固定されるようなものまであります。

対象物が金属であれば、簡単に装着して計測することが可能です。温度計自体は測定できる温度の幅にさほど影響を受けません。利用するセンサーによってカバーする範囲が変わってきます。温度計自体は、測定の間隔、精度などに関係しています。かなり頻繁に細かな変化まで確認する必要性はある場合だけ。温度計の性能が重視されます。それ以外は大まかな変化を把握できることで十分と言えます。結果的に温度の数値が保管されていれば、いつでも照合が可能です。