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温度管理は記録を行うことがポイントです

モノ作りの現場の中では温度管理が必要不可欠な業種も多くなっています。

温度が1度変化すると製品に与える影響が大きくなることもあるなど、温度変化はとても重要なポイントです。例えば、ゴム製造の分野などの場合、温度が高くなると加硫が進み過ぎてしまい、ゴムの硬さを示す硬度が高くなり、製品としての価値を損ねてしまうこともゼロとは言い切れません。逆に温度が低過ぎるとショートや亀裂などが生じてしまう、原形をとどめないような不良品が発生しやすくなるなどのデメリットもあります。そのため、ゴム製造においては始業開始と数時間後を数回温度計測を行うなどの温度管理が品質強化に繋がるようになるのです。

身の回りには色々なゴム製品が使われているのですが、意外と知られていないのは、水道の蛇口に使われているパッキンではないでしょうか。パッキンは隙間を埋めるためのシールと呼ぶ部品で、ゴム材料を使っているのが特徴です。仮に、蛇口の中に入っているパッキンが、亀裂しているものが使われていると、隙間を埋めることができなくなるので水が隙間から漏れだしてしまいます。

勿論、製造工程の中では目視検査や画像検査を行い、品質維持を行っているので、このようなことが起きることはないのですが、温度管理を怠るとこのようなトラブルが起きることもあります。尚、温度管理は単に温度を計測するだけでなく、記録を残すことが重要です。記録を残しておけばロット毎に製品の品質管理ができるようになるなど万が一、不良品が流出した時でも対策を講じやすくしてくれます。

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